さあ、DSを閉じて、その手に冷たい戦慄を感じるがよい――。2010年、数多のRPGやアクションゲームがひしめくDS市場に、突如として投下された本作は、まさに異色の存在でした。これは単なるゲームではありません。「体感読書」という、当時としては画期的なジャンルを標榜し、日本の心に深く根ざす「学校の怪談」を題材に、DSならではの機能を駆使して恐怖を“体験”させることに特化した一作。マイクに息を吹きかけ、タッチペンでページをめくり、時には本体を閉じることで、プレイヤーは物語の登場人物となり、その身に迫る怪奇を五感で味わう。ドラスが見せた、ジャンルにとらわれないDSタイトルの可能性を提示した意欲作だったのです。
タイトル
みんなで体感読書DS チョーこわ~い! 学校の怪談