「ゲームは万人のもの」というDSの理念を体現した、知的好奇心を満たす新たな遊びの形、それが「テイクアウト!DSシリーズ2 にっぽんの野鳥大図鑑」だ。2009年、D3パブリッシャーが放ったこの異色作は、タッチペンで図鑑をめくるかのように日本の野鳥を深く学ぶという、当時のDSが切り拓いていた「ゲームの裾野拡大」を象徴する一本だった。従来のゲームとは一線を画し、老若男女問わず、誰もが手軽に自然の奥深さに触れることを可能にした。DSというプラットフォームが持つ携帯性と直感的な操作性を最大限に活かし、図鑑としての機能性とゲームとしての楽しさを見事に融合させた、まさに時代の寵児と言えるだろう。専門知識への敷居を下げ、身近な野鳥たちへの関心を高める役割を果たした、隠れた名作だ。
タイトル
テイクアウト!DSシリーズ2 にっぽんの野鳥大図鑑