「中つ国の隠されし物語が、掌で息を吹き返す――」。2005年、コナミがGBAに送り出した『ホビットの冒険 - ロード・オブ・ザ・リング - はじまりの物語 -』は、当時熱狂の渦中にあったJ.R.R.トールキンの壮大な世界観を、映画「ロード・オブ・ザ・リング」三部作の前日譚として描いた意欲作だ。携帯機でありながら、その広大な世界をビルボ・バギンズの視点から丹念に探索し、知恵と勇気で道を切り開く楽しさは、まさに「携帯する中つ国」。膨大な設定とキャラクターをGBAの限られたスペックの中で見事に表現し、映画ファンのみならず、新たなアクションアドベンチャー体験を求めるゲーマーたちの心を掴んだ。単なる映画のタイアップに終わらない、コナミの職人技が光る逸品だったと言えよう。
タイトル
ホビットの冒険 - ロード・オブ・ザ・リング - はじまりの物語 -