Dの食卓 Director's Cut
対応機種:3DO
▼ ゲーム紹介 ▼
あの悪夢が、さらに深く、生々しく蘇る――。3DOが放ったインタラクティブムービーの金字塔『Dの食卓』。だが、真の『Dの食卓』の姿がここにあったことを、どれほどの者が知っていたか? 倫理規定の壁を打ち破り、飯野賢治の真意を余すところなく伝えた『Director's Cut』は、当時、まさにゲーム表現の限界に挑戦した異色の事件であり、そのグロテスクな美学と心理描写は、我々の常識を揺さぶった。マルチメディア時代が生んだ、戦慄の芸術作品だ。
基本データ
- タイトルDの食卓 Director's Cut
- 発売日1996年1月1日
- 発売元ワープ
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◆ クリア情報 ◆
- クリア条件
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- クリア時間
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ゲームレビュー
※レビューといいつつ、思ったことをただひたすら書き連ねる単なる感想文です。独自採点は独断と偏見によるものです。
当時最高峰のグラフィックと無修正演出は、悪夢を具現化し、視覚的な衝撃を極限まで高めた。
不安を煽る環境音と心臓の鼓動。ローラの感情と同期するサウンドデザインは、没入感を深めた。
能動的な操作は少なく、ゲームというよりは体験装置。しかし、その受動性こそが恐怖を際立たせた。
2時間制限と謎解き自体が難易度を形成。理不尽さはなく、探索の緊張感を楽しむ難しさ。
主人公ローラは、母から届いた電話をきっかけに、医者である父が引き起こした凄惨な事件の真相を探るべく、謎めいた病院へと足を踏み入れる。そこは、肉と骨が織りなす悪夢のような異空間だった。2時間のリアルタイム制限の中、ローラは異形の生命体や幻覚と対峙しながら、家族に隠されたおぞましい過去と、父の狂気の源に迫っていく。生と死、そして禁断の領域を描くサイコホラーの真髄がここにある。
2時間という短さは賛否両論。しかし、この凝縮された時間が逆に物語の密度を高めている。
表現の自由を巡る論争と、クリエイターの哲学が結晶化した、ゲーム史に残る問題作であり傑作。
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