Aqua World 海美物語
対応機種:3DO
▼ ゲーム紹介 ▼
90年代中盤、マルチメディア時代の幕開けを告げた3DO。その豊かな表現力を存分に活かし、ゲームの枠を超えた“癒し”の体験を提供したのが、この『Aqua World 海美物語』だ。当時のゲーム業界は激しい進化と競争の渦中にあったが、本作は敢えて「勝利」や「達成」とは異なる価値を提示。ただひたすらに美しい水中世界を鑑賞するという、究極のインタラクティブ・アクアリウムとして、異彩を放っていた。まさに「観るゲーム」の先駆けと言えるだろう。
基本データ
- タイトルAqua World 海美物語
- 発売日1995年10月13日
- 発売元MIZUKI
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◆ クリア情報 ◆
- クリア条件
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- クリア時間
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ゲームレビュー
※レビューといいつつ、思ったことをただひたすら書き連ねる単なる感想文です。独自採点は独断と偏見によるものです。
3DOの描画能力を限界まで引き出し、当時の最高峰と呼べるリアルな水中世界を構築。魚の動きも素晴らしい。
環境音とBGMの調和が完璧。聴いているだけで心が洗われるような、唯一無二の癒しサウンド。
「ゲーム性」という点では物足りないが、その「鑑賞する」というコンセプト自体が斬新だった。
難易度という概念自体が存在しない。ひたすら癒され、何も悩むことはない。
本作に明確なストーリーラインは存在しない。しかし、それこそがこのゲームの本質だ。プレイヤーは、画面いっぱいに広がる透明な水槽の創造主となり、色とりどりの魚たちが悠々と泳ぎ、生命の息吹を感じさせる空間を自由に鑑賞する。ストーリーではなく、プレイヤー自身の心象風景、あるいは日々の喧騒を忘れさせる「心の物語」が、そこに展開されるのだ。目的は、ただひたすらに、美しき水中世界に身を委ね、心の平穏を得ること。究極の癒しがそこにあった。
当時の価格を考えると、もう少し魚の種類や背景のバリエーションが欲しかったのは正直なところ。
「癒し系」というジャンルを確立した先見の明は、歴史的評価に値する。
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